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キンゴルウィラ村にて
 
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【連載その4】『タンザニアの農村滞在と民族音楽』に同行して 
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(株)マイチケット 山田 和生
 8月17日より8月29日まで、南部アフリカネットワークが
呼びかけたタンザニアへの旅行に同行したレポートの4回目。

■□■ 体を張ったレポート ■□■
 タンザニアへの旅行の準備は、マラリア・黄熱病などの病気への対策を検討する必要がある。入国に際して黄熱病の予防接種済みの証明書であるイエローカードを提示は、今年からなくなった。しかし、黄熱病の危険がなくなったわけではないので、予防接種はしておいた方が安心である。
 マラリアは、入国の際のチェックはなにもないが、蚊に刺されれば発病する心配がある。そこで、出発の3日前からマラリア予防のための飲み薬を1日1カプセルずつ飲み始める。この薬は日本では手に入りにくく価格も高いとのことで、タンザニアからわざわざ取り寄せた。
 滞在中は蚊に刺されないように蚊取り線香をたき、防虫スプレーを露出部分に吹き付けて十分に注意を払っていたが、完全に蚊を防ぐことはできない。刺されてもたいして痒くないので気にもならないが、かなりの数を刺された。
 8月29日に帰国した後、たまたま9月4日に定期健康診断があり、血液検査の機会があった。
 マラリアを発病しそうな気配もなく、いたって健康と思っていたが、検診結果は驚いたことに、肝機能の健康度を計るGOT、GPTの数値が異常値となっていた。
 以前に風邪薬で薬物性肝炎を起こした経験があるので、9月14日に、この結果を持って、病院で診察を受けた。事情を話し、服用していたマラリアの薬を見せたところ、若い医者は、インド製のどぎつい緑色のカプセルにたいへん興味を示した。
 「この色では肝機能傷害をおこしそうですね」患者を前にして医者が悪い冗談を言っていてはいけない。カプセルの色で肝障害を起こすはずはないのだが、いかにも毒々しい緑色のカプセルである。薬に関する大きな辞典を持ってきて、副作用を調べる。確かに「GOT、GPTの数値が上がるとありますね。しかし、この程度の数値であればマラリアのリスクの方が大きいでしょう」
 再度採血したところ数値は正常値にもどっていたので事なきを得たが、人によっては肝臓にかなりの負担をかけるものであることは間違いないようだ。
 タンザニアに住んでいる日本人に聞くと、マラリアの予防薬は副作用の心配があるので、長期間の服用はしないそうである。対策は蚊に刺されないようにするだけ。運が悪ければ発病するのはしかたがないとのこと。
 短期間の滞在である旅行者も、副作用には注意を払うのが賢明である。といっても肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、ほとんど自覚症状がない。私の場合も、肝機能の数値が高かった時期に、ちょっと体がだるいだけであった。
 教訓。肝機能に関して、少しでも心配のある人は、出発前に医師の診断を受けてから服用を始めるようにしよう。

次号に続く