画像集
◆高速道路 
 ◆高速道路上でセンターラインの植え込みがない区間
 ◆車の姿のない高速道路
 ◆非武装地帯の入り口 ソウルまで70kmの道路標識
◆平壌市内 車の姿がない風景
 ◆主体思想塔より住宅街を望む
 ◆路面電車
 ◆凱旋門
 ◆我々ののった観光バス

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【連載その2】神戸学生・青年センターの北朝鮮旅行に同行して 
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(株)マイチケット 山田 和生
 6月15日より6月22日まで8日間、神戸学生・青年センターが
呼びかけた北朝鮮への旅行に同行したレポートの2回目。
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 朝鮮民主主義人民共和国の首都、平壌の人口は市街地が150万人。
周辺を含めると300万人が都市部に暮らしている。この平壌から南へ160kmには
人口30万人の開城の町がある。開城の周辺は良質な朝鮮人参の産地として有名で
あり、高麗時代の古都として歴史的な遺跡が多い。さらに8km南下すると38度線、
板門店に至る。そして、38度線の南42km にはソウルがある。
 今回の旅行では北朝鮮の高速道路の中でも主要幹線の一つである平壌・開城・
板門店間168kmを3日間かけて一往復した。
 1993年に開通したこの道路は、車線を区切るラインは引かれていないが片側
二車線程度の広さがある。路面はコンクリートで舗装されていて中央分離帯に立派な
植え込みがあり、路肩にはガードレールが整備されている。日本の高速と比べて
違うところを探してみると、通行料がないから料金所がない。速度制限がない。
道路の照明がない。トンネル内の照明の設備はあるが電気がついていない。
 気を付けて見ていると平坦な地形で道路の直線が続く所に数キロにわたって
センターラインの植え込みがない区間がある。韓国の高速道路にも見られるが、
有事には臨時滑走路として利用されるのかもしれない。
 道路が峠にさしかかると両側に巨大なコンクリート柱が列んでいることがある。
これを倒して道路を封鎖することで、侵攻を防ぐのだろうか。
 途中に何カ所かある検問所でバスが止まると、同行のガイドが検問所の係官に
通行許可書を示している。外国人の乗る観光バスでも、都市間の移動に許可が必要
であるようだ。

 6月19日(火)午前8時45分から9時まで。平日の朝の15分間。
私たちのバスは、平壌・開城160kmのほぼ、中間地点にあるサービスエリアの
駐車場に到着し、道路を見渡せるコーヒーショップで休憩をとった。この15分間の
交通量は、平壌方向に乗用車が1台、開城方向にやはり乗用車が1台であった。
車で溢れる、日本の高速道路に慣れている私たちにとって、想像することが難しい
風景だが、これは誤植ではない。15分間に見かけた車はこの乗用車2台だけであった。

 以下、小雨の降る平日の月曜日、午後1時5分から2時までバスの車窓から見えた、
高速道路上の風景のメモである。

6月18日(月)
午後1時5分  平壌より80km南下したサービスエリアを出発
 対向車線の車
  乗用車  2台
  トラック 1台 積載物 石
  トラック 1台 積載物 わら
 追い抜いた車
  路線バス 1台 乗客で混み合っている
  ジープ  1台
  自転車  2台
  故障して止まっている車 1台
午後1時25分 検問所通過
 対向車線の車 
  ジープ  1台
  トラック 1台 積載物 重機
  ワンボックスカー 1台
  ジープ  1台
 追い抜いた車
  牛の引く荷車 1台
  自転車  1台   
午後1時40分 レイソン江を渡り検問所通過
 対向車線の車
  トラック 1台 積載物 なし
 追い抜いた車
  自転車  2台
午後1時52分 開城への入り口の検問所通過
 対向車線の車
  ジープ   1台
  パトカー  1台
 追い抜いた車
  自転車   1台   
午後2時  高速を出て開城の町へ
人口30万人の開城の町中に入って15分間に見かけた車
   パトカー 1台
   人を乗せたトラック 1台

小雨の中、高速道路の上をたくさんの人が歩いている。
歩く人の数は車の数よりはるかに多い。
ほとんどの人が雨に濡れながら歩いていることに気づいて数えてみると、傘を
さしている人は一割以下だった。

私たちが高速道路で移動していた3日間は、たまたま交通量が少ない日だった
のかもしれない。
この日はたまたま、急に雨が降ってきたのかもしれない。

次号に続く


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