画像集
◆角島ホテルよりライトアップされた主体思想塔を望む(赤いネオンはスローガン) 
◆角島ホテルよりの昼間の風景
◆角島ホテルよりの昼間の風景その2 遠景にあるのが建設が中止されたままのピラミッド型のホテル
 


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【連載その6】神戸学生・青年センターの北朝鮮旅行に同行して 
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(株)マイチケット 山田 和生
 6月15日より6月22日まで8日間、神戸学生・青年センターが
呼びかけた北朝鮮への旅行に同行したレポートの6回目。
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■□■ 稼働率を考えてみると・・・ ■□■
 我々が泊まった羊角島ホテルの最上階、48階に展望ラウンジがある。ここからの夜景は360度見渡すことができて、平壌の街全体の雰囲気をつかむことができる。到着した日の夕食の後、ビールやコーヒーを飲もうと展望ラウンジに登った。
 最上階のエレベータホールから、全方向ガラス張りの円形のラウンジに出ると、北の方向に主体思想塔のまばゆいライトアップが目に入る。ぐるりと見渡してその他の光を探すが、目が慣れるまでは街は真っ暗。しかしよく見るとアパートと思われるビルの窓に薄暗く光るおびただしい数の明かりを見つけることができる。夜景というと色とりどりのネオンサインを期待してしまう日本人の習性は裏切られるが、無駄のない人々の暮らしの明かりが窓から漏れている。
 我々の部屋は26階。適当に、エレベータのボタンを押して、高速エレベータを各駅停車にすると他の階の様子がわかる。ほとんどのフロアーの電気が消えていて、暗い。ということは、外から見る
とこのホテルも電気が消えた暗いビルなのだろうか。
 ホテルの稼働率は日本の場合最低60%はないとやっていけないようだが、我々の滞在中に見かけた宿泊客はロンドンよりの1グループと香港よりの1グループだけであった。
 このホテルにはカジノやプールもあるが、真面目な我々は、夜の時間をカラオケに費やしてカジノを視察することができなかった。この視察は、今後の課題としておこう。
 資本主義の日本からやってくるとあらゆる分野で、システムの効率が気になってしまう。仕事柄、朝鮮国際旅行社のシステムは私の最大の関心事である。
 朝鮮国際旅行社の手配部長と同行ガイドの話しをもとにバスとガイドの実数からシステムの効率を考えてみよう。

 朝鮮国際旅行社が持っているバス
  55人乗り大型バス 50台 
  22人乗り中型バス 5〜6台
  2〜3人乗り小型車 10台
 朝鮮国際旅行社のガイド  
  日本語ガイド 20人(内女性1人)
 日本からのツアーの数
  1ヶ月に5つ程度
 ※バスは不足する場合は他の部署からも調達することができる
 ※ガイドは日本語の他に、中国語、ロシア語、英語、スペイン語などを話すスタッフがいるが、最近はスペイン語のガイドの仕事がほとんどないそうである。

 今回旅行で朝鮮内の滞在は5泊6日、日本からの旅行団の場合、これより長い日程は通常考えられない。
 私たち10人に日本語ガイド2人が同行している。他のツアーも2人のガイドが同行するとすれば、日本語ガイド20人の月間実働日数は6日間となる。
 ゴールデンウィークや夏休みにツアーが集中することを考えると稼働率の高い月もあるかもしれないが11月より4月までの北朝鮮は寒いので、1ヶ月に5つ程度のツアーがあるとは思えない。
 平壌には五つ星ホテルが二つある。その一つである羊角島ホテルの宿泊者の状態から、バスの稼働率もある程度推測できる。

次号に続く


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