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 参加する。体験する。考える。「カンボジアこどもの家」

スタディーツアー・ボランティア体験参加者よりの声



期間:2004年8月18日〜8月23日  H.Wさん
スタディーツアーに参加して

 わたしは海外旅行をするのも初めて、もちろんカンボジアに行くのも初めてだったので、行く前は不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、いろいろな方に助けていただきながらC.C.HOMEに行き、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、オカさんをはじめスタッフの方々、子どもたちと出会ってたくさんのことを学ぶことができました。

 C.C.HOMEに着いて最初は、子どもたちの様子を見たりバレーボールやゲームをいっしょにしたりすることから始まりました。自分も汗だくになって体を動かしながら、だんだん子どもたちと親しくなっていったように思います。C.C.HOMEにいる子どもたちの笑顔と屈託なく遊ぶ姿から、わたしも元気をもらいました。言葉はわからなくても何か行動することでかかわっていけるんだと実感しました。

 次に、村の小学校や景色、村人の様子を見て、村の様子を少し知ることができました。1日目はあいにく小学校が休校日だったため子どもの姿は見られませんでしたが、2日目、3日目は子どもたちが勉強している姿、休み時間に遊んでいる姿を見ることができました。わたしも日本から持ってきたしゃぼん玉セットを出して、近くに来た子といっしょにしゃぼん玉飛ばしをしました。気さくに遊ぶ子どもたちの明るさ、積極性に驚きつつ、子どもたちとふれあいができてうれしく思いました。また、村の道を車で通ったり店で買い物をしたりもしましたが、村の人たちの温かい雰囲気、そして、行き交うバイクや車を運転する人々のたくましさを感じました。カンボジアは地雷が埋められている国で非常に危険な国、貧しい国だと思っていましたが、自然の中で村の子どもたちや大人たちの明るく生きている姿を見て、物やお金はないけれどわたしより豊かに生きていると感じました。

 さらに、オカさんのお話を聞かせていただく中で、「援助する、支援するとは何か」という概念が変わりました。「お金や物をあげるのが援助ではない。」、「村人の気持ちを本当に聞いているのか。」、「援助とは、本当にそこに住む人にプラスになることをすることである。」、「村人の信頼があって初めて本当のことがわかる。」といったことを聞かせていただき、今まで自分が思っていた「援助」の考え方は実はまちがっていたんだと気づきました。そして、「そこに住んでいる人の本当の声に耳を傾けることが大切である」ことも学びました。また、「これは教育も、子育ても同じである。」と言われましたが、すごく大事なことを教えていただいたように思います。

 しかし、国境近くの地域には今もまだ地雷が埋まっていて、人々が生活のために地雷原に入って行って被害にあっていることや貧しさのために人身売買が行われていることも聞き、唖然としました。実際、わたしもオーニエンの小学校の後ろには地雷原が広がっていて近くに村がある光景を見ました。人の命がこれほどまで危険にさらされ、軽んじられていることに憤りを感じずにはいられませんでした。人が人として生きていくためにも、こうしたことを早くなくしていかなければいけないと思いました。とは言え、この問題はすぐに解決されるような簡単なものではありません。相当の時間と努力がいると思われます。オカさんが「カンボジアを変えていくためには、教育しかない。」と言われましたが、その通りだと思います。平和な世の中を築くためにも、正しい道を選択できる力と活力を身につけるためにも、子どもたちの教育を充実させていくことがカンボジアの国づくりにつながると思いました。そう考えてひとりNGO活動に邁進されているオカさんの信念に心を打たれました。

 たった5日間のスタディーツアーだったのでまだまだ全貌をとらえたというにはほど遠いと思いますが、実に貴重な学びを得ることができました。実際にその地に行き、自分の目で見、その地の空気やにおいを感じ、その地の人々に会うことによってわかったことは何物にもかえがたいものであると思っています。また、オカさんの生き様、思いにふれさせていただき、大きな感動を覚えました。これからスタディーツアーに参加してみようと考えられている方がおられましたら、自分の目で見て、体験して、いろいろなことを考えてほしいと思います。

 最後になりましたが、オカさんをはじめ、辻田さん、広瀬さん、そして、C.C.HOMEのみなさん、みなさまの細やかなお心遣い、サポートのおかげで、多くの学びを得ることができました。心より感謝申し上げます。また、お出会いしたすべてのみなさん、本当にありがとうございました。