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参加する。体験する。考える。「カンボジアこどもの家」
スタディーツアー・ボランティア体験参加者よりの声

期間:2004年8月18日〜9月10日 I.M(東京都)女


帰国報告

 私はカンボジアのCCHomeに三週間滞在させていただきました。はじめはちょっと長すぎるかな、と思っていましたが、実際は本当にあっという間で帰国するときはもっと長くいたいと三週間にしたことを後悔したほどです。私がこのスタディーツアーに参加した目的はカンボジアに住む人々の写真を撮りたいと思ったからです。
 カンボジアという国を選んだのは私が憧れている数々の写真家がカンボジアへ行って人々の写真を撮っていたからです。私は今、報道写真家になるために勉強をしている最中です。来年、卒業を迎えるため、自分の将来は本当に写真という道でいいのか、ということ判断するためもありました。このツアーは自分に自信をつける、自分を試すためだったともいえます。

 カンボジアの人々のために自分は何ができるのかと考えたとき、自分は写真以外、何もできないと思いました。でも、写真を撮って一体何になるのかとも思いました。今回のツアーで学んだことは、これから報道写真をやっていく上で、写真を撮るとき、撮っただけで終わりにしないということ、彼らの行く先をきちんと見ていくこと、写真を撮って自分だけの作品で終わらせないということを決心しました。難しいことかもしれないけれど、自分の写真に責任を持ちたいとおもいました。もう一つは、撮った写真をできるだけ多くの人にみてもらうことです。
 私の写真でカンボジアのことを何も知らなかった人や興味がなかった人が「知る」きっかけになってくれればいいと思いました。まず、「知る」ということがボランティアの始まりになっていくと思うからです。

 CCHomeにいる子どもたちみんな笑顔でいつでも楽しそうでした。カンボジアへ行く前に私が想像していた、地雷の被害者がいっぱいいるというイメージは全くありませんでした。CCHomeにいる子どもたちの写真を撮っていた私はこの幸せそうな子どもたちがカンボジアの全てだと錯覚していました。しかし、オカサンやスタッフの方々の言葉で錯覚していた自分に気が付きました。オカサンは、私たちに「いつも通る道にハンモックだけで暮らしている親子に気が付きましたか?あのままだと彼らは病気や飢えで死んでしまうかもしれない」と問いかけました。
 その時、村の現実に目を向けようとしていなかった自分に気が付きました。その後、みんなで話し合って彼らをどうするのか、ということを話しあいました。あれほど、人を支えるということを真剣に考えたのは初めてだったような気がします。スタッフの方からはCCHomeの近くに、今現在地雷で苦しんでいる村があるといことを聞きました。
 私はそれを知って、本当のカンボジアを知るにはCCHomeだけを見るのではなく、他の村も見なければいけない、一つの場所を知っただけで、全てのことを知ったと勘違いしてはいけないと反省しました。

 今回は雨季でその村には行くことができませんでしたが、乾季になったらぜひ行きたいと思っています。そこへ何度か足を運んで、村の人たちと顔見知りぐらいになれたら、そこで写真を撮りといと思っています。

 今回のツアーではカンボジアの一部しか見ることができませんでしたが、急がずゆっくりとカンボジアを知っていこうと思っています。本当に参加してよかったです。ありがとうございました。