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参加する。体験する。考える。「カンボジアこどもの家」
スタディーツアー・ボランティア体験参加者よりの声

滞在期間:2004年12月25日〜12月31日 東京都 N.S.(女性 20歳)


帰国後レポート

 栗本さんの講演を聞いて、このツアーに参加することを決めました。「目の前で幼い子供が死んでいくんです。何もできないことを痛感して、自分にできることは何かを改めて考えてください。」そうおっしゃっていたので、自分の無力を思い知る覚悟で行きました。私にはどうにもできないような大変な状況のもとで子供たちは暮らしているんだ。それでも、一緒に遊んだりすることで、少しでも子供たちが楽しいと思える時間を過ごしてくれれば‥という思いでした。
 しかし実際に行ってみると、子供たちは楽しそうに、元気に、明るく私たちを迎えてくれました。物質的には恵まれない状況あっても、私が何かするまでもなく、子供たちは楽しく遊ぶことを知っていました。優しさも、がんばる強さももって、たくましく生きていました。朝の掃除の時間にはそれぞれがそれぞれの仕事をこなし、夕食後の日本語の勉強の時間には一人一人が自分の意思で参加していました。小さな子でも、私がごみ拾いをしていると私の手を引っ張っていき、ゴミのあるところを教えてくれました。サッカーやゴム跳びにも誘ってくれて、一緒に遊びました。言葉が通じないことをものともせず近づいてきてくれる彼らに、私は楽しい時間を与えてもらう一方でした。私にできることは何か、それは今はまだわかりません。C.C. HOMEで過ごす中で、感じ、考えた様々なことを忘れずにこれから考え続けていきたいと思います。
 忘れたくないことをいくつかここに書きとめておきます。まず、こんな無邪気に遊ぶ子供たちのすぐそばに地雷が潜んでいるというのがどんなに恐ろしいことかということ。思いがけない一瞬で、元気だった子が地雷の被害にあうかもしれないかと思うと心配で心配でたまりません。少しでも早く地雷の除去を進めていかなければならないと改めて思いました。次に、学年が上がるにしたがって、学校に来る生徒の数が減ってくるという現状です。基本的な計算や読み書きを学び、体も大きくなってくると、いい働き手なるので学校から離れていってしまうのだそうです。でもせめて小学校、できれば中学校までは学校でいろんなことを学びながら友達と過ごしてほしい、と思ってしまいます。それから、「幸せ」や「発展」とは何か、ということです。言葉でうまく表現できないので詳しくは書きませんが、カンボジアと今の日本を比べて、それぞれが抱える問題点などいろいろ感じたことを忘れてはならないと思いました。
 最後に、カンボジアの子供たちが元気に健やかに成長していってくれることを心から祈っています。お世話になったスタッフの方々、本当にありがとうございました。