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【連載】「カンボジア漂流記」第6回 斎藤雅之
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さて、私がここカンボジアこどもの家(C.C.HOME)で何をしてるかという話だが、これがなかなか説明しずらい。ここの活動のメインは学校関係である。ここポイペットにはお金を払ってまで子供を学校に行かせようという親はいない。それだけ毎日の生活に四苦八苦しているのだ。
こどもの家ではそんな子供たちでも毎日学校に行けるようにしてあげたいという思いを持って活動している。カンボジアには色々なNGO団体が入ってきている。学校を作る団体もたくさんあるようだ。だがそれらに共通して言えるのは、たとえ校舎を建ててもその学校の運営はしないということ。そんな馬鹿な、と最初は思ったものだが、見渡せばこんなNGO団体がかなり多いことに最近気がついた。では誰が学校の運営をするのか?カンボジア政府は先生への給料などまず出さない。出ても雀の涙程度のものだ。すると先生は生徒からお金を取るようになる。そして生徒が学校に行けなくなる。ものすごい悪循環だ。こどもの家では先生総勢50人以上の給料を出すことによって、この事態が起きないよう
にしている。ただ、オカさんは毎月金の捻出に苦労しているみたいではあるが。勿論校舎も建てる、というか最初はこっちがメインだったようだ。ポイペット周辺には9校の学校を建てて運営しているが、最近はかなり離れた地域からの建設依頼を受けて、各地に学校を建設している。それと平行して行っている活動が井戸掘りである。学校を建てた際には必ず井戸をセットで掘るのだ。井戸掘りはスタッフの高橋さんが中心となって行っているのだが、これは大変な仕事のようだ。詳しくはまたの機会に。
そんな中私が何をしているか?特別な知識を持っているわけでもないし。今はツアーなどで来る日本人の対応がほとんどであるが、ポイペットの学校の調査や、カンボジア人スタッフと一緒に畑仕事をしたりもしている。あと、気まぐれで学校にギターを持っていて演奏したりもしている。これは趣味も重なりかなり面白い。まあもう少しなれてきたらやることも出てくると思う。
ここでは何をやってくれとか押し付けられることが一切ない。だから何をやるにしても自由なのだが、反面自分には何ができるのかを
とても考えさせられる。実際日本にいるときよりも考える時間はかなり増えた。だけどやることが見つかったときは最高に気持ちがいい。そうやってまた新しい仕事を見つけていくわけだ。
2月より「カンボジア子どもの家」にスタッフとして赴任した斎藤君からの報告です。3ヶ月目に入って、カンボジアの人々の暮らしぶりが見えてくるころではないでしょうか。斎藤君の周囲の「毎日の生活に四苦八苦している人々」についての報告を期待
したいものです。【編集部】