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【連載】「カンボジア漂流記」第14回 斎藤雅之
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今回はクラッチェから帰ってきてからのお話。帰り道も当然の様に船に酔い、そし
て車にも酔った。というよりクラッチェで散々川遊びをしたせいだろうか?激しい頭
痛と高熱があってそのせいで酔いは3倍である。帰り道にせっかく立ち寄ったシェム
リアップでも具合は最悪でゲストハウスに着いてすぐダウン。どこにも行けなかった。
ポイペットに帰ってからもしばらくの間体調は芳しくなく、ゆっくり療養しようと
思っていたのだがそうは問屋が卸さない。高橋さんが日本でのゴールデンウィークな
るイベントに参加するために帰国してしまい、その間は一人でお客さんの切り盛りを
しなければならなくなった。バンコクとポイペットを往復する日々・・・。
5日を最後に一段落ついたのでバンコクの事務所に立てこもって静養することにし
た。毎日パソコンと向き合い、クメール語の勉強をしながらマクドナルドのハンバー
ガーを食べたりしてゆっくり過ごしていた。カンボジアに来てから一人のんびりとい
う時間は初めてであった。日本のイベントが終わって11日に高橋さんがバンコクに
戻ってくるということで、一緒にカンボジアに行くことになった。
ところが高橋さんが現れた11日から再び体調がおかしくなった。異常に頭が痛く
て目も痛い。おまけに食欲が日に日に減少していき、ポイペットに戻ってからは3日
間全く何も食べれない状態になってしまった。普段何もないときに具合悪いと連呼し
て、ほんとに悪いときはあまり口には出さない天邪鬼な私もこれにはギブアップ。高
橋さんに付き添ってもらってバンコクに戻って病院へ行った。
これがまた大きく綺麗な病院で、パッと見た感じではホテルである。診察前に高橋
さんが「死ぬほど具合悪いってゴネれば1日ぐらい入院させてくれるかもよ。そうす
りゃ日本食も食べれるし〜。」などと冗談半分で言っていたが、診察結果は「デング
熱」および「A型肝炎」で入院させてくれと頼む前に強制入院させられてしまった。
それからというもの常に右手には点滴の針が刺さっているし夜の1時や朝の5時に
看護婦に起こされるわと実に憂鬱な毎日を送った。初めは楽しみに見ていた日本の衛
星放送も阪神戦が見れないことからすぐに飽きてしまった。そして我慢すること10
日間、やっと退院の許可がおりた。ただし医者曰く3つの条件つきで退院させるとの
こと。
「体は常に安静に」「生ものは食べるべからず」「飲酒は言語道断!」だとさ。前
2つはいいけど最後の条件はねえ〜。退院祝いにいっぱいやろうかと思っていた大馬
鹿な私は3週間の禁酒をすることになった。なにはともあれやっと体も楽になったし、
ポイペットには戻れるしこのときはほんとに嬉しかった。
それにしても今回はいい勉強になった。カンボジアに慣れてきたなあと思っていた
矢先のことだったし、川で泳ぎまくるという暴挙からも病気に対しての認識が足りな
かった。生活が慣れてしまったために、日本と同じことをしていたがここはカンボジ
ア、日本の平気がここでは危険につながる事を再認識させられた。
ちなみに今は元気です〜。
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についての
質問は斎藤雅之のアドレス masayuki929@hotmail.comまでどうぞ。