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◆◇◆『ジャンボ!(=こんにちは) 松野下です! 第9回』◆◇◆2000.06.16


<ダラダラ>

みなさん、こんにちわ。松野下です。

今日は、タンザニアの庶民の足、ダラダラについてお話しようと思います。

ダラダラとは、いわゆる乗合バスで、大きく分けると2種類の形に分ける事が

できます。

一つは、25人乗りぐらいの大きさの小型バス、そしてもう一つはハイエース型。

運転手とお金を集める車掌役の人が唯一のスタッフですが、そのほとんどは10代、

20代、30代までの若い男性。お客を呼び込むにしても、運賃を回収するにしても、

運転にしても、非常に活気があります。

時刻表はないので、時間の確約はないのですが、ステーションからダラダラは

ひっきりなしに発着するので、待たされることはほとんどありません。

ただ、車がある程度一杯にならないと出発しないので、空いている時間には待た

されることがあります。

定員なんていうものも全く無く、混む時間にはぎゅうぎゅうのすし詰め状態、

日本の電車のラッシュ時のように、ダラダラには詰めれるだけの人が詰め込まれ

ます。ハイエースなどは、本来なら3人がけのところに4人座り、助手席には一人

といわず座れるだけ座り、最前列には、その前に人が向かい合って座り、ドア近く

のステップには人が体をかがめて立って乗り、といった状態になります。

ダラダラ乗り場では、「カリアコー、ミア、カリアコー、ミア(カリアコーまで

100シリング)」というように、車掌さん役の人が車体をバンバンたたきながら

お客を呼び込みこみ、ある程度ダラダラに人が集まった時点で出発となります。

目的地につく間に、車掌さんが手に持ったお金をチャリッ、チャリッと鳴らして、

運賃を払えと言ってくるので、彼にお金を渡して、後は、降りたいところで、

「降ろして」と頼めばいいだけ。

一応決まったバス(ダラダラ)停はあるのですが、融通の利かない日本のバスと

は違い、どこでも下りる事ができるのです。言い換えれば、降ろしてと頼まない

とそこでは止まらないので、慣れないうちは大変です。下りるところがわからず

通り過ぎてしまったり、手前で下りすぎてしまったり。

でも、そんなに心配する事はありません。乗る前に、どこに行きたいか車掌さんに

説明しておけば、ちゃんと目的地で降ろしてくれます。

今までは、フロントガラスに置かれた、出発地と終点地を示す小さな看板だけが、

ルートを示す唯一の情報だったのですが、最近になって小型バスもハイエース型も、

車体に太いラインをぐるっと横に入れて、行き先別に色分けするようになってきま

した。車の前側にも、出発地と終点地がちゃんと書かれてあるので、以前よりは

わかりやすくなっているとの事です。ただ問題は、同じ出発地、到着地のダラダラ

であっても、同じ道を通るとは限らないという事。乗る前に、どの道を通るのか、

目的地にはちゃんと行ってくれるのか確かめる必要があります。

タンザニアの人々の生活が垣間見られるダラダラは、楽しくもありますが、その分

危険も抱き合わせています。特にダラダラが混んでいる時は、注意しないと、すり

にやられます。

ダラダラに乗る時は、できるだけ荷物を持たない、財布をおおっぴらに出さない

(財布を持たず、ポケットにお金をいれておくとよい)、きれい過ぎる格好は

しない、が原則です。

ちなみに、ダラダラという名の由来は、その昔ダラダラが1ドルで乗れた時代に、

コンダクターが「ダラー、ダラー(1ドル、1ドル)」と道行く人に声をかけながら

乗客を集めたことだそうですが、これは定かではありません。

私は、今は仕事の便宜上、家と会社の往復に個人車を利用していますが、本当は

人々の生活が垣間見られるダラダラの方を通勤に使いたい。パソコンを持ち歩か

なくていいのならそうするのですが。

では、また来週!!  松野下 千寿

※タンザニアの通貨の単位はタンザニアシリング、現在のレートは$1=800Tshです。