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◆◇◆『ジャンボ!(=こんにちは) 松野下です! 第10回』◆◇◆2000.07.01


<タンザニアでの食事>

みなさん、こんにちわ。松野下です。

ダルエスサラ−ムでは、雨期が終わったはずなのに、先々週、先週と訳のわか

らない雨が数日降り続きました。ジャタツアーズのドライバーさん曰く、

「異常気象」だとか。

世界的な異常気象は、タンザニアにも間違いなく影響を及ぼしているようです。

今日のお題はタンザニアでの食事。

タンザニアの食事の基本は、主食1品+おかず1品です。

主食となるのは、日本同様お米と、インド料理でおなじみのチャパティ、

そして東アフリカの主食を代表する「ウガリ」と呼ばれるもの。

ウガリとは、芋の一種であるキャッサバや、とうもろこし、小麦などの粉を

お湯で練りあげたもので、例えていうなら、弾力のある、少しもさもさした

感じのおもちと言ったところでしょうか。味は何もしないので、最初はおい

しく感じないのですが、慣れてくるとお店でもご飯ではなく、わざわざウガリ

を注文するほど、ウガリ愛好家になってしまいます。このウガリを右手で握っ

て丸く団子状にし、それにスープや野菜を煮たものなどおかずをつけて食べる

のです。

おかずには、牛肉(イスラム教徒が多いので、豚肉の料理を置いている店は少

ない)、鶏肉、野菜をトマトベースで煮込んだスープや、スワヒリ語でムチチャ

と呼ばれる、ほうれん草に似た野菜をやわらかく煮込んで塩で味付けしたもの、

日本の金時豆に似た豆を煮込んで塩で味付けしたマハラグウェなど、お肉、

野菜、魚をスープで煮込んだものが主流です。

味付けは、塩と少々の香辛料のみ、海岸部ではココナッツベースの料理が多く

なります。

この他には、ジャガイモ、牛肉とお米を一緒に炊き込んで、カルダモン、

クローブなどの香辛料で独特の香りをつけたピラウ、同じようなビリアニ、

また、食用バナナをトマトベースのスープで煮込んだンディズィ(バナナの

意味)もよく食べられます。食用のンディズィはそのままでは硬いので生食

できませんが、煮るとホクホクとしたジャガイモのようで、非常においしい。

どの料理も、インド料理やタイ料理のように非常に辛いわけでもなく、味付け

がきついわけでもないので、概して日本人には親しみやすい味なのではないか

と思います。個人的には、こちらの料理は非常に好きです。

ただ、以前に食べたもので、「これは食べられない」と思ったものが一つだけ

あります。

それは、砂糖で味付けされた麺。以前、ザンジバルに行った時に、こちらに住

んでいる中国人が作っている、冷麦ほどの太さの「タンビ」と呼ばれる麺を

ザンジバルの家庭でご馳走になったのですが、普段は料理を砂糖で味付けを全

くしない彼らが、なぜかこの料理に限っては砂糖で味付けするそうなのです。

日本食に少し飢えていた時だったので、ザンジバルの家庭でその麺を見た時は、

「やったー、麺がたべられる!」とうれしく思ったのですが、まさか砂糖で味付

けしているとは思わなかったので、一口食べてかなりのショック(これをカル

チャーショック呼ぶのでしょうか)を受けました。

「日本人はこんなのも、食べるんだろう。懐かしい?」と言われたので、日本

では砂糖で味付けはしないのだということを説明すると、彼らも逆に驚いてい

ました。私が訪れた地域だけが、タンビを砂糖で味付けするのか、それとも

東アフリカ沿岸で同じことが言えるのか、全く定かではありません。しかし、

タンビを最初に持ち込んだのは中国人であることには間違いないということは、

彼らがタンビを砂糖で味付けすることを始めたのでしょうか?

どなたか、御存知の方がおられたら、教えてください。

ちなみに、中国産、東南アジア産のインスタントラーメンは、割高ですが、

こちらでも入手できます。

主食+スープは立派な食事ですが、その他にもおいしい軽食がいくつかあります。

日本でもおなじみのチップス。

チップスだけは「チップス・トゥプ(ただのチップス)」、フライドチキンが添

えられるものは、「チップス・クク(チップスとチキン)」、揚げたまご(たまご

を溶いて、少し多目の油で揚げた、目玉焼きのようなもの)が添えられているのは、

「チップス・マヤイ(チップスとたまご)」。

ほんのり甘い、揚げパンのような「マンダジ」、ひき肉やたまねぎ、ジャガイモ

などを炒めた具を小麦粉の皮で三角形に巻いた、インド由来の「サモサ」、細切

れにした牛肉をタレにつけた後、くしに刺して、ピリピリ(スワヒリ語で唐辛子

の意味)をかけて焼いた「ムシカキ」など、いろいろあります。また、道端では、

焼とうもろこし(スイートコーンではないので、実は白っぽく硬い)や、

キャッサバを皮をむいてそのまま焼いたものが売られていて、お昼ご飯はこの

ようなもので簡単に済ませる人も多いようです。

また、果物も豊富です。マンゴー、パパイヤ、バナナ、パイナップル、アボガド、

ココナッツ、みかん、なし(日本の梨よりは小ぶりで、形は西洋梨に少し似て

いる)、そして今は時期ではないですが、パッションフルーツ、ランブータン、

カスタードアップル、マンゴスチンなども手に入るとか。

町の道端では、中国製の大きな自転車の荷台に大きな籠をくくりつけて、みかんや、

マンゴー、ココナッツを通りすがりの人に切り分けしている売り子の姿をあちこち

で見ることが出来ます。

いずれも、日本で手に入る南国のフルーツより、甘くて濃厚。

果物好きには、たまりません!

では、また来週!!                  松野下 千寿