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◆◇◆ 『ジャンボ!(=こんにちは) 松野下です! 第14回 』◆◇◆


<音楽事情>

みなさん、こんにちわ。松野下です。

今日は、タンザニアの音楽事情についてお話します。

町を歩いていて一番良く耳にするのは、隣国・ザイールの音楽である、

リンガラミュージック。これは、ザイールの言葉である、リンガラ語で歌われて

いるのですが、聞いていて自然に体が動くような楽しいリズムが特徴です。

また、音楽を聴いているだけではわからないのですが、実はその踊りが非常に

ユニークです。音楽に合わせて、中腰になって腰を大きく動かすという、なん

とも不思議な踊りをします。

また、昔から年配者に人気があったターラブも、最近若者にも人気が出てきました。

ターラブは、日本でいう演歌のような音楽ですが、もともとは沿岸地域から出た

音楽なので、その付近の年配者に根強い人気があったのですが、数人のシンガーが

近代的な楽器を使い、リズムをノリのよいものにして売り出したために、大陸の

若者にも人気が出てきました。

そして、若者の間で一番目新しく、はやっているのが、スワヒリ語で歌ったラップ。

レゲエは、どの世代にも好まれています。

毎週金・土・日曜日には、屋外バーや大きなホールなど至る所でコンサートがあり

ます。

コンサート会場には、入場料として数千シリングを払わなければなりませんが、

屋外バーでは、入場料を払わないことのほうが多いです。お酒も飲めるし、星空の

下で踊れるし、雰囲気は屋外バーの方がいいかもしれません。

バーのステージの前にはスペースがあるので、バーは、コンサート会場兼ディスコ

と化します。

「8時コンサート開始」と宣伝されていても、大体、始まるのは夜の10時、

そして盛り上がるのが真夜中12時ごろ、解散が2時ごろとかなり遅いですが、

それでもお客は多い。演奏が始まる10時には、お客は其々席に座って飲んでいる

だけなのですが、11時ごろになると、一人また一人とステージ前に出て踊りだす

人が増え、だんだんステージ前が混雑してきます。12時ごろにはピークを迎え、

お客はお酒の酔いも手伝って、おどりまくり。

タンザニア人は概して踊りが上手です。特別な踊りをするわけでも、動きが大きい

わけでもないのですが、音楽に合わせて少し体を動かすだけで、なぜだか、

様になる。横で私がまねをして踊ってみても、なんだかおかしい。

一体、どこが違うんだろうと、目をこらして見てみても、どこが違うのか

わからない。きっと、天性のものなのでしょう。

音楽を聴きに行くと、私は、「人前で踊るなんて恥ずかしい」という気持ちを

まず感じてしまって、その恥ずかしいという感情を払拭して、踊り始めるまでに

時間がかかるのですが、そんな感情はタンザニアの人達には全くないようです。

音楽が好きで、踊りたいから踊る、そんな自然の感情に素直なところを、

私も見習わなくては!

では、また来週!                   松野下 千寿