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◆◇◆ 『ジャンボ!(=こんにちは) 松野下です! 第15回 』◆◇◆


<警察>

日本では、日常生活において困った時に助けてくれる、頼りになる存在が警察

ですが、タンザニアでは全くその反対、「日常生活を脅かす、困った時にさらに

事をややこしくする」のが警察で、一般市民からの信頼はありません。

一般の人々に一番影響を与える、たちの悪い警官の代表が交通警官。

交通警官は、道端に立っていて、めぼしい車を見つけると、車を脇に寄せさせ、

なにかといちゃもんをつけ、お金を巻き上げようとするのです。「ライトがつい

ていない」やら、「前のガラスが割れてる」やら、「運転が悪い」やら、何かを

指摘して罰金を請求し、運転手が「ごめんなさい、許してください」と許しを請

うたところで、「じゃあ、正規の処理にはしないから、いくらか払え」と切り返

すわけです。

つまりそれは、罰金が政府ではなく、彼らの懐に入ることを意味します。

いちゃもんをつけられた方にとっては、政府に入ろうが警官の私腹になろうが、

安い方がいいので、安いお金を払ってなんとか許してもらい、警官はそうして

私腹をこやしていくわけです。

私も、旅行中やケニアに滞在していた時に、この類の警察には何度となく

お世話になり、迷惑をかけられましたが、それは自分が乗っていたバスや車の

運転手さんの問題であっただけで、直接被害を被る事はなかったのです。

が、この間とうとう自腹を切って罰金を払うことを経験しました。

というのも、7月上旬から車の運転の練習を始め、自分の運転で路上にでることが

あったからです。

タンザニアでは、車の免許を取る際、日本のように必ずしも教習所に通う必要は

ありません。まず、仮免のようなものを5千シリングで買い、それからは、

教習中を表す、赤字の「L」マークを車の前後にそれぞれはって、助手席に

免許既得者が乗りさえすれば、どんな初心者だって路上に出てもよいことに

なっているのです。仮免を取ってから1ヶ月経てば、免許を取る資格が発生し、

あとは実技試験を受けるのみ。そして、その実地試験さえも、お金を少し積む

だけで免除してもらえて、簡単に免許が手に入るのです。

私もこのシステムにのっとり、目下車の運転練習中で、超ド素人であるにも関わ

らず、周りの車に迷惑をかけながら、路上に出て練習しているのですが、この

練習中に警官にやられてしまったのです。相手は職務外時間の酔っぱらった二人組

で、捕まった理由は「夕方6時以降に練習はしてはいけないのに、していたから」

とのこと。私達以外に練習している車は近くに数台いたのに、なぜ〜、と言った

ところで聞いてもらえず、正規の罰金2万シリング要求されましたが、なんとか

値切り1万5千シリング(日本円にして約2千円)にしてもらいました。

しかもその1万5千シリングは、彼らのその後のビール代になったに違いない

のです。こんな、不条理がまかり通っていいんでしょうか。

あー、くやしい!!

松野下 千寿