8月20日。今日はバガモヨビーチリゾートの目の前の砂浜から朝日を見るため、皆ではりきって6時半起きです。少し曇っていたのが残念でしたが、朝の漁へ出かけるダウ船をバックに、きれいなオレンジ色の朝日が水平線から顔を出します。朝日の色もずっと同じではなく、赤から鮮やかなオレンジ、徐々に黄色みを帯びてきて、眩しいかんかん照りの太陽のできあがりです。太陽はひとつしかないのに、日本のものとは違うような気がするほど、純粋できれいな色でした。
今日はダルエスサラーム市内観光ですが、出発は10時で少し時間があったため、浜辺で遊ぶことにしました。海は潮が引いて50メートル以上先まで歩いて行けそうです!これは行ってみなければ!ズボンをまくってひたすら海の真ん中へ向かって歩いて行きます。砂浜は遙か向こうに見え、海の上に立ったような気分になり感動・・・
それもつかの間、さらに海側の方からなぜか犬が走って来るではないか!やばい!!と思ったのですが、もう砂浜まで逃げることはできません・・・。海水と砂でべちょべちょになった犬はやたら人なつっこく、私に向かってジャーンプ!見事に私のTシャツはべちょぬれ。おまけに肉球のあとがしっかりとついてしまいました。そんなことをしている間に、出発の時間。気分を取り直して、きれいなバガモヨに別れを告げます。
まず最初に訪れたのが、マコンデ村。ここは黒檀でつくられた彫刻や雑貨のお店が所狭しと何十件も並んでいます。お店の前では実際に職人さんが黒檀を彫っている光景を見ることができます。売ってあるものはかなり種類豊富で、人間をかたどった彫刻もあれば、動物のものもあります。値札はどれもついておらず、料金交渉しなくてはいけません。日本では値段交渉などすることはほとんどないため、ためらっている参加者の方もおられましたが、これも楽しみの一部です。はりきって値引き交渉開始!
まずは気に入ったものを見つけなければ。私が目を付けたのは、高さ20センチくらいの人間をかたどった黒檀の置物です。これは部屋に飾りたい!お土産にもいいぞ!と思い、売り場のおばちゃんと交渉!やはり最初の言い値は日本人の感覚からしても高い!まずは「それは安すぎるだろ!?」と思うくらいの料金から言ってみます。もちろん、却下・・・。そして徐々にお互い料金を言いあって調整します。でも、1回自分から料金を言ってしまうと、再度それより安く値切ることはできないので、慎重にしなくては・・・。向こうが渋ってそれ以上料金は下げないところまで行ったので、最後の頼みで、「2つ買うから」と言ってかなり安く負けてもらうことが出来ました。
と言っても、相場がいまいち定まってないので、自己満足ですが。
昼食にチャパティーを頂いた後、村落博物館へ。ここにはタンザニア各地の村の特徴ある伝統的家屋が建てられており、家屋の中まで見て回れます。どの家屋もダルエスサラーム市内で見る現代的な建物とは全く違い、赤土が壁に使われていたり、竹が使われていたり、わらのようなものが屋根に使われていたり・・・。地域の気候等によってうまく適応できるよう、それぞれつくられています。私がこの後農村滞在で訪れたブギリ村は内陸の乾燥した地域であったため、砂が舞い上がって入らないようにするためか、窓が小さくつくってありました。また、料理も砂が入らないように中でできるようになっていました。
次に訪れたのはティンガティンガ村。ここにはたくさんの絵描きがいます。絵は原色の油絵の具で描いたもので、動物の絵、人間の踊っている絵が多かったように思います。建物の外でも中でも絵描きが実際に作品をつくっている様子が見られます。見ていると、まず初めに動物のバックの景色を四角い板、もしくは布にまんべんなく塗り、一度乾かします。その上に動物や人間などを描いていくようです。色がはっきりしていて、惹かれるものが数え切れないほどありました。
この日1日はいろいろなところを回り、なかなかハードでしたが、大満足でダルエスサラーム市内のホテルへと帰りました。昨日の民族音楽もそうですが、タンザニアにこれほどに魅力的な文化が根付いていることに驚くとともに、ますますこの国が好きになりました。
最後に、この日ちょっと気にかかったことがひとつ。ホテルへの帰路途中、魚市場をバス越しに見学しました。もともとあった魚市場のすぐ近くに新しい魚市場が出来ていました。これは日本のODAで建てられたそうです。実は、計画当初にはここにプールをつくろうという話が持ち上がっていたそうです(ぎりぎりになって断念したようですが)。目の前に浜辺があるのに、いったい誰がお金を払ってまでプールで泳ぐのでしょう。現地の状況から考えて、何とも突飛な計画だな、と思いました。
さて、明日からはいよいよ農村滞在です。参加者13名プラス私が4つの村にわかれ、それぞれ3泊のホームステイを体験してきました。次回は私の行ったブギリ村でのお話しをします。